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お祝い・行事

日本には、節目、節目を大切にする通過儀礼があります。

通過儀礼には、お宮参り・七五三・成人式・長寿を祝う還暦などがあり、生まれてきたことへの感謝と無事に成長し長生きできますようにという願いが込められています。

日本の民族衣装としての着物は、通過儀礼に持つ役目があります。

お宮参りの着物では、背縫いのない一つ身の着物がよいと考えられています。それは背後から魔物が入ると考えられていたからです。

また、七五三の着物では必ず縫い揚げをします。それは日々成長して欲しいという願いから、身の丈よりも大きく仕立てた着物を、実際の寸法に縫い揚げるところにあります。

成人式の振袖や結婚式での花嫁衣装・留袖などは、縁起物や華やかな柄に包まれます。

このように、きものは成長に寄り添い、願いのこもった節目にかかせないものとなっています。

七五三参り

七五三は、節目の年に子どもの成長を神様に感謝し、将来の無事を祈って、神社にお参りする行事です。地域の風習により異なりますが、一般的に髪置は数え年の三歳男女児、袴着は五歳男児、帯解は七歳女児で行います。

最近では、満年齢で行ったり、男児は袴着だけ行ったりとご家庭の事情に合わせて行うことが多いようです。

 

熊本の七五三  髪置を数え年の三歳男女児、紐解として数え年の四歳男女児で行います。

髪置

男児はお宮参りの着物を縫い揚げして、その上に陣羽織を着ます。

女児はお宮参りの着物を縫い揚げして、その上に被布を着ます。

紐解

男児は四つ身の紋付、羽織、袴を着ます。

女児は四つ身の着物を着て帯を締めます。

袴着をする場合は紐解と同様

帯解をする場合は本裁ちの着物を着て帯を締めます。

必要な加工

 髪置    着物と長襦袢の肩揚げ、腰揚げをします。被布は肩揚げをします。

 紐解と袴着 着物と長襦袢の肩揚げ、腰揚げをします。羽織は肩揚げをします。

 帯解    着物と長襦袢の肩揚げをします。

 

その他必要な場合の加工として半衿付け、紐付け、袖揚げ、袖丸み作りなどがあります。

いずれにしても、長襦袢が短く腰揚げが必要でなかったり、袴の丈が長くて丈あげが必要となったりする場合がございますので、どの加工が必要かは、お見積りをご利用ください。

                                              料金はこちら

成人式・入学・卒業

成人式や入学式・卒業式などに着物を着たいけれど、譲られた着物では寸法が合わないなどありませんか。着物は寸法直しが可能です。

裄直し

袖丈直し

身丈直し

裄直し  袖が短い、袖から長襦袢が出るなどの時の加工です。

    袖巾・肩巾の縫い込み量で可能な寸法がわかります。

    細身な方で裄を出すときに、一部身巾直しが必要になる場合があります。

    寸法を長着と長襦袢で合わせる必要がありますので、お見積りの際は

    合わせる長着と長襦袢を、お持ち頂ければ安心です。

 

袖丈直し 振袖を普通長着になど切って短くしたり、縫い込んだり、また縫い込みを出したりと袖丈の長さを変える加工です。

     柄の入り方によって「袖縫い直し」をした方が良い場合があります。

     袖縫い直しは別加工になりますので、料金が変わります。

 

 

身丈直し  身長に対して丈が長過ぎたり、短い時にする加工です。

      女性は「おはしょり」をするので、多少の長さ違いは調整出来ますが、

      男性は身丈の長さそのままとなりますので、注意が必要です。

      基本、内揚げと呼ばれる腰の縫いこみで可能寸法を確認します。

      内揚げで寸法が出ない場合、別布を継いで長くする方法もあります。

 

身巾直し 体が着物に包まれ過ぎる、または、程良く包まらなくて着崩れし易いなど胴まわりの寸法不具合を直す加工です。

     訪問着など柄合せのある物は直せない場合があります。

 

                                            料金はこちら

 

 

※いずれの直しも寸法を大きくする場合は、色ヤケや縫い跡や折り目のスジが出る可能性があります。目立つ時は修正が必要です。修正(悉皆)には別途費用がかかります。

 

その他にも、色んな直し方や加工があります。 詳しくはお問い合わせ下さい。

お直しが可能かどうかは、実際に着物を見せて頂かないと分かりませんので、お見積りをご利用下さい。

身巾直し

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